診療日誌

2018.05.28更新

高血圧症や糖尿病では食事療法や運動療法が基本となっている。それと同じようにメンタルをよりよい状態に保つためにはメンタルによい生活習慣を身につけていく必要がある。ここではその方法について取り上げてみる。

1  睡眠時間に気をつける

一応の目安としては、一日6~7時間、しかもできるだけ規則正しくとるように心がける。

2  クヨクヨと考えるくせはつけない

クヨクヨしはじめたら気持ちを切り替えてみよう。

3  問題を抱えている場合には、将来プラスになるであろう解決法をみつけよう

クヨクヨ考えてはいけない。ただしプラスになることは考えていこう。

4   ストレス発散のため、ときどき気分転換をする

義務的にするのではなく、楽しいこと・面白いことをやってみよう。

5  小さくていいので生きがいや目標を探してみる

6  メンタルによくないことはしない

過剰なアルコール摂取・ギャンブル・違法行為・自分にとっても周りの人にとってもよくないことなど。

7  運動をする習慣を身につけていく

スポーツが苦手な方は、ウォーキングでもいいので 毎日の生活に取り入れてみよう。

8  その他

投稿者: 湘南こころのクリニック

2018.05.15更新

略語はわかっている人同士で使う場合には大変便利である。しかしわからない人が聞くと当然であるがさっぱりわからない。{それ何}って聞きたいが{馬鹿にされないかな}と思って聞きづらいことも多い。

略語の例を挙げてみる。先ずはAD。日常生活では{助監督}と考えるのが普通であろう。ちなみに精神神経科ではADといえばアルツハイマー病である。しかしごくたまに不安障害Anxiety Disorderに使われる方もおられるので注意が必要である。

次の例を挙げてみる。SDS。精神科だとSelfrating Depression Scale{うつ性自己評価スケール}であるが、産業医の先生だと安全データシートと捉えて考えられるであろう。

医学用語で同じ略語で二通りの意味のあるものにはほかにもいろいろある。例えばMS。日常生活的にはマイクロソフトかもしれないが、医学的には多発性硬化症である。心臓疾患で僧帽弁狭窄症においてもMSと略すからやはり注意が必要である。

先日講演会を聞きに行ったところ、脳科学者の方がBMIと略されていた。資料の中にBrain Machine Interfaceと書かれていたのでわかったが、医学的にはBody Mass Indexで肥満度などをみる指標である。

このように略語は文脈の中で理解していかないととんだ間違いを起こしかねないので、便利だが厄介な存在ともいえる。

投稿者: 湘南こころのクリニック

2018.05.04更新

日曜日以外の休日はこんな感じで過ごしています。

朝は少し遅めに{と言っても30~60分ぐらいですが}起き、着替えをし、デニーズかドトールに行き、朝食{モーニング}をとります。それから仕事場に出かけ、ゆっくりとやり残した仕事を行います。大抵は書類の作成なんですが、自立支援や障害者手帳や障害者年金の診断書がたまっており、少しずつ片づけていかないとなりません。通常は午前中いっぱいあるいは午後2時ぐらいまでやり、その後は普段できない買い物をしたりしてから、家に戻ります。風呂にゆっくりと入り、その後時間があれば本を読んだりします。

かくして一日が過ぎていくわけですが、連休のときはどこか近場に出かける予定をつくり、食事をしたり、イベントに参加したり、景観を眺めて楽しむようにしています。映画を見るときもあります。少ないわずかな休日です。

今日はiPadを購入し、自撮りをしてみました。しばらくぶりに見た自分の顔がかなり老けて年寄り臭くなってしまっているのに気づき、ああなんたることかと愕然としてしまいました。自分の頭の中の自分とかなりかけ離れてしまったようです。

 

 

投稿者: 湘南こころのクリニック

2018.04.25更新

日比谷ミッドタウンがオープンしたということを聞いて、早速出かけてみた。

有楽町駅を降りて約4分。空を見上げるほどのビルの前に立ち、玄関ホールをめがけ歩を進めた。中に入るとエスカレーターが目に入る。しかしそこには人の行列が続いている。やむなく最後尾に着く。しばらくしてエスカレーターで2階にあがる。そのまま3階へと思ったが、フロアでおろされる。どうも3階へは半周回らなければいけないようである。やむなく2階フロアを散策。そこにはレストラン街があったがどこも満席状態。仕方なく3階も覗いてみたが、やはり人、人、人で混み合っており、ゆっくりできそうなところが見つからない。結局帰るしかないかと早々退散することにした。1年ぐらいしてから来た方がいいなという感想であった。

翌日は東京都美術館に行ってみた。プーシキン美術館展がおこなわれており、モネ、ゴーギャン、ピカソなどの絵が展示されていた。その中でも一際目を奪ったのはアンリ・ルソーの絵であった。タイトルは「馬を襲うジャガー」というもので、ジャガーに襲われた馬がきょとんとした目を浮かべているのである。極彩色が鮮やかで、つい見入ってしまうのである。一生忘れないような絵であった。

 

 

 

投稿者: 湘南こころのクリニック

2018.04.10更新

2年に1度の診療報酬の改訂がおこなわれた。

全体で0.2~0.3%増といわれたが、一般診療所ではマイナス改訂そのものであった。プラスになるのは重点項目と先端医療に偏っている。特に精神科領域はやはりというかひどい改訂となった。今まで精神薬の多剤併用が問題になっていたが、その範囲がさらに広がることになった。明細書の項目では処方箋料という所が多剤だと減らされることになる。

さらに精神薬を長期で漫然と使っているとこれも減らすという。これは内科の先生方も対象になった。

ということで、お薬だけを出しておきましょうということはできなくなったのである。それなりの診察をおこない、状況を把握し、薬の継続が必要かどうかを吟味しながら、処方を行っていくということである。

精神薬は抗うつ剤を除くとどれも依存性がある薬といえる。使わないと治療ができない病気も多いので、使わざるをえないと思う。しかし欧米を中心として依存性のある薬物は排除すべきという考えも根強い。ところがそれに置き換わる薬物はまだまだ充分ではないというのが現状だと思う。

要は依存性のあるお薬は十分に配慮しながら、将来断薬することが可能な範囲内で使っていくということなのではないかと思う。

 

 

 

投稿者: 湘南こころのクリニック

2018.03.28更新

うつ病は様々な経過をたどる。大概は悪化しても治癒に至るが、中には慢性化し中等度以上で遷延化する例、あるいは完全寛解となるが再発を繰り返しその間は全く正常な例{ただし再発の間隔は人により異なり、数年の人もいれば、数十年の人もいる}、またある程度よくなるがうつ状態が軽度に残る例などがある。

一般に障害年金診断書は初診より1年6ヶ月後および現在の状態で受給の可否および等級が決定する。うつ病の場合、時期により正常から重度まで幅広く推移していくのでその時の状態しだいで判定に大きな差がついてしまう。従って年金受給が当然もらえそうな人がもらえなかったり、また逆の場合もときにありえるという訳である。きまりと割り切ってしまえばそれほど悩むこともないが、もらえなかった人には{かわいそうだな}と思わざるをえないし、逆の場合には{本当に運が良かったね}と思うこととなる。

ところで1年ぐらい前から等級の判定の仕方が変わり、より厳しくなっています。今まで受かっていたような人が現実には受からなくなっています。これも運なのかあるいは時代の流れなのか?もらえなかった人には気の毒ですが{じゃあ、また具合が悪くなったときに再申請しましょう}と答えるしか取り敢えずはできません。財政の悪化を盾に弱い物いじめが徐々に始まっているのかなとつい勘ぐりたくなります。

投稿者: 湘南こころのクリニック

2018.03.16更新

泣ける本は素晴らしいが、笑える本は貴重である。

というより「笑える本なんてあり得ない」と思っていた。しかし、どっこい有ったのだ。出会いは1年前ぐらいになるが、本屋で本を物色していたときだ。今まで見向きもせず素通りしていたコーナーで「平塚にいるんだから、平塚を舞台とする本も読んでおいた方がいいな」とふと思ったのである。そして手にして購入した。

作者が「謎解きはディナーのあとで」を書いた人とわかり、さらに興味を持ったせいもある。

読んでみてビックリ。笑えるのだ。何がというと、登場人物同士の会話がまるでギャグなのである。そして語り手の語りまでユーモアに満ちあふれている。それでいて低俗に堕することなく一流のストーリーを展開して見せてくれている。

彼の本はあっと読めるが、少しずつ少しずつ、寝る前の30分の楽しみとして、私の気持ちをほぐすものとして使わせていただいている。

 

投稿者: 湘南こころのクリニック

2018.03.06更新

開業医となって14年がたった。今まで比較的に順調にやってこられたのは運が良かったと思っている。

しかし開業医も時代の波に飲み込まれつつある。診療報酬は依然右肩下がりだし、競合相手も増えている。またこれからは年齢とともに体力的なことも考えていかないといけない。

開業医の日々の仕事は診療がメインである。しかし、勤務医時代と異なり雑用が多い。私のような個人事業主だとトイレが詰まればそれを直さないといけないし、エアコンが調子悪ければ業者との交渉もしないといけない。また従業員が都合で辞めれば、その手当てをする必要がある。文書の量も多く、うんざりすることもしばしばである。今までは診療報酬単価の減少は患者数を増やすことで帳尻を合わせることができたが、これも限界になりつつある。

これからの開業医の仕事は徐々につらく、たいへんな時代になろうとしている気がする。

投稿者: 湘南こころのクリニック

2018.02.22更新

日本精神神経科診療所協会は毎月「日精診」という雑誌を発行している。2018年1月号に「障害年金診断書作成における重要ポイントについて」という研修会の内容が載っていた。いろいろ参考になったが、講演のあとの質疑応答の中でこんなことが質問されていた。

1  年金受給者相当とは思えない軽度のうつ病で日常生活は普通にできる人に関して、精神障害者の年金診断書を書くようにと年金事務所から一方的に命令されて診療業務に支障をきたした。年金事務所に命令権限があるのか。

2  遡及、要求が多く非常に困っている。1度受診し健康になったにもかかわらず、その間を障害として認めろといった要求をどう考えるか。

3  社労士の介入を制限することはできないか。診断書の下書きを持ってきてチェック項目のここにチェックしてほしいと申し出る場合がある。

こうしたことは私も経験していることなので、同じようなことを思っている人が少なからずいるということで、少しほっとした思いであった。

投稿者: 湘南こころのクリニック

2018.02.11更新

精神保健指定医更新のための講習会に行ってきた。

措置入院に関しては今回も結論が分かれてしまう事態が生じた。それは措置症状があれば必ず措置入院にすべきかどうかということである。

弁護士の方はそうすべきという意見であったが、現場では多分そういうふうには思っていないであろう。というか私は現実問題としてそれは無理と思っている。

前回の講習会の時は今回と違っていた。措置入院はあくまでも一定の通報に基づき、一定の手続きに沿って行われるものであって、従って通報によらずに目の前に患者さんがいて対処すべきときには、たとえ措置症状があったとしても医療保護入院で対処することについては問題はないという結論であった。確かこのことについては、通達でもそのようにして構わないということが書かれていたと思うのだが。

私は今は診療所の医師なので、措置入院の仕事に携わっていないからいいが、こんなことでは現場の医師はどうすればいいか困ってしまうだろうと思うことしきりである。本当は措置入院と措置症状とはイコールでなく別に考えるべきであるというのが正しいのではないだろうか。

投稿者: 湘南こころのクリニック

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