診療日誌

2018.12.20更新

死への不安は誰もが持っているだろう。しかし日常生活に追われてあまり考えることもなく、そしてまだまだ寿命があると高をくくってあまり考えずにすんでいる。

だが不思議なもので何かの拍子でふっと{死ぬときはどうなってしまうのかなあ}とか{死にたくないなあ}とか思ってしまうのも事実である。

2月14日の朝日新聞の天声人語で樹木希林さんのことが取り上げられていた。樹木さんは全身癌に侵されていることを公表していた。コラムの中で樹木さんの言葉が紹介されていた。こんな内容であった。

「老いや病気にブレーキをかけたいとは考えない」「病を悪、健康を善とするだけなら、こんなつまらない人生はない」「長くがんと付き合っていると、{いつかは死ぬ}じゃあなくて、{いつでも死ぬ}という感覚なんです」

死とは生の一部であり、自然にあるものであり、それを受け入れていくのが自然の姿であると心得ていらしたのだと思う。

多分、今の私にはできないであろうが。

きょうの朝日新聞書籍コーナーに、内田{樹木希林の娘}さんが著した「一切なりゆき~樹木希林の言葉~」{文春新書}が載っていました。「求めすぎない。欲なんてきりなくあるんですから」なんて戒めの言葉が、希林さんらしいなあと偲ばれました。

投稿者: 湘南こころのクリニック

2018.12.10更新

ビルボードライブ東京から、クリスマスに合わせライブが催され、スタイリスティックスが出演するという情報を得た。そこでさっそく連絡をしたが、予約が取れず半ばあきらていた。ところが{スタイリスティックスアニバーサリーライブ}というライブが横浜で行われるという新聞の広告を見つけ、さっそくチケットを購入した。

前々日より体調は風邪気味であまりよくなく、前日の診療所協会の会合は欠席した。しかし当日は気分もよくなっており、JRから横浜市営地下鉄に乗り換え、関内駅に降り立った。あたりは横浜らしい風情のある街並みであった。

関内ホールは最近リニューアルオープンされ、清潔でモダンな建物である。私は今回が初めての場所でもある。

曲が始まってからは、あの懐かしい高音の歌声に酔いしれ、幸せな、楽しい、充実した1時間半を過ごすことができた。本当にいい時間を過ごせたと思う。もしもスタイリスティックスの曲を聞いたことがないという人のために次の2つの曲を聞いていただくといいかなと思います。{愛がすべて}{ユーアーエブリシング}。

 

 

 

投稿者: 湘南こころのクリニック

2018.11.28更新

早いものであと3日で12月になります。

年末年始のお休みのお知らせをしたいと思います。

お正月{年末年始}のお休みは下記の通りとなっています。

 

        平成30年12月29日{土}~平成31年1月4日{金}

 

お間違えの無いようにお願い申し上げます。

投稿者: 湘南こころのクリニック

2018.11.16更新

ここ最近AIの技術が進み、ホテルの受付をロボットがおこなったり、{スマホの音声入力ができるようになり}スマホに話しかけるとスマホがきちんと答えてくれたりする。

人間とロボットの比較をしていくと、ますますロボットが人間に近づき、差がなくなっていくのではないかと思われる。人間には感情があり、それが魂という存在の基盤にもなっているのかもしれないが、それはロボットにも作ることができるように思われる。もしもそうなればロボットにも魂があると言い切れるだろうか?ロボットに感情がめばえれば、人間はますますロボットとつきあうようになっていくだろう。面倒くさくないからだし、自分の都合でつきあえるからである。その傾向は今もすでに存在している。

魂は多分、人間の精神活動の全体を担っているコアな部分をさしている言葉だと思うが、精神活動の主体の中に存在するものなので脳を離れては存在しえない。ということは、人間が生命としての活動を保てなくなり、死を迎えると、脳の活動は停止してしまい、魂の存在の基盤そのものがなくなり、魂は消滅すると考えられる。だから魂が浮遊したり、あるいは他の生命について輪廻するということはありえないのである。

ただし目に見えない存在、例えば神とかがいて、人間の精神活動のコピーをすうっと取ることができたりすれば不可能ではないかもしれないが。

それとは別に遠い将来、人間が神にかわって、それを可能にするような技術を作り出すということは、そのほうがありえるかもしれない。

投稿者: 湘南こころのクリニック

2018.11.05更新

先日、日本精神神経科診療所協会より「障害年金の等級判定問題について」という資料が送付された。その中にアッと驚く事柄が載っていたので紹介したいと思う。

1  障害基礎年金の更新時、仮に前回と同じ診断書の内容だと2級所持者の4%が年金をもらえず、28%の人がもらえなくなる{可能性}がある。

2  また障害基礎年金1級所持者の場合では、18%が2級に下げられるあるいは年金はもらえず、28%の人がが2級に下げられる{可能性}があるという。

全く恐ろしい結果であるが、実際のところは今まで受給している方についてはかなりの配慮を行うということで決着したようである。

なお今後、書類を作成するに当たって次のようなことに気をつけてくださいとのことでした。

1  人格障害や神経症については原則として認定の対象にはならない

2  障害等級の目安に該当しないと受給はむずかしい

3  就労状態もポイントになり、支援を受けているか、就労生活の安定度も参考にされる

 

投稿者: 湘南こころのクリニック

2018.10.26更新

ストレス解消法には、ウォーキング・気分転換・腹式呼吸法などがあるが、忘れてならないのは{笑い}である。

先日、車で移動中にラジオをつけていたら、河北麻友子さんがMCの番組をやっていた。耳を傾けていたら「つらいことがあったら、私は笑って乗り越えていくほうかな」と元気な声でしゃべっていた。それを聞いて「そうかあ。彼女はそういうふうにして、いやなことも吹き飛ばしているんだな」と理解した。

笑いにはストレス軽減作用・緊張緩和作用・問題解決作用がある。

日常生活上も{笑いでその場をなごませる}{その笑顔をみたらホッとする}{笑う門には福来る}などの言葉がある。

ストレス解消法では積極的に「笑顔をつくる」習慣をおこなっていく。鏡を見て、口角をあげて、にこっとするのである。するとなんとなく気持ちがすっきりしていく。腹式呼吸と同じように継続は力なりである。それなりの効果が得られるであろう。一番いいのは只で、いつでもどこでもでき、リラックス効果が大きいことである。

 

投稿者: 湘南こころのクリニック

2018.10.17更新

今「上野の森美術館」で「フェルメール展」が開かれている。

フェルメールは17世紀を代表する画家であるが、その作品が世に注目されるようになったのは19世紀になってからという。そのため彼の絵はわずか35点しか残されていない。そのうちの9点が今回勢ぞろいしたわけである。

「上野の森美術館」は上野にある他の美術館と比べると小ぶりであるが、落ち着いた雰囲気の中にたたずんでいる。今回の展示はかなりの人気であり、入場制限がされていた。そんなこととはつゆ知らず、私が朝9時に行ったところ、運が良かったのか、夕方5時以降の当日券しか残っていなかった。

料金はやや高めであったが、音声ガイドが無料であり、絵画の説明が記されたパンフレットもただで渡してくれた。ちなみに音声ガイドナビゲーターは石原さとみさんでした。

私が美術館にときどき足を運ぶようになったのはここ7~8年ぐらいである。世界的に有名な名画{それは世界遺産ともいえる}を少しでも見ておきたいという気持ちからである。

投稿者: 湘南こころのクリニック

2018.10.08更新

トランプ大統領は、大統領としての資質は最悪だと思うが、その言動はわかりやすい。北朝鮮に対しては戦争を仕掛けること{場合によっては躊躇せずにやるだろう}を滲ませ、北朝鮮の時間稼ぎを止めさせている。これは今のところうまくいっているといってよい。

しかし経済外交問題だ。アメリカは世界最大の貿易赤字国だ。この状態をいつまでも続けていられるはずはない。日本の場合はバブル破裂で、日本が自滅してくれた。ところが中国はむずかしい。中国は日本と違って、アメリカの言うことは全く聞かないだろう。すでに世界第2位のGDPとなり、10年後にはアメリカのGDPをも上回ると言われている。そうなれば中国の発言力は益々強くなり今以上となり、傍若無人な言動があったとしても周りの国々は文句を言えない状況になるであろう。アメリカは絶対にそんなことは許せないだろう。事実トランプ大統領はエゴまるだしと言ってもいいような高関税政策をとりだした。これに対し中国はほぼ同じ規模の高関税をアメリカに対しとりすぐに報復している。行きつくところはどこまでいくのだろう。

日本はアメリカと中国との間にはさまれている。今後、どうすればいいのだろうか。日本は両国と比べたら小国であり、1国で孤立して生きてはいけない。幸いともいえるが、日本には日米同盟とTPPがある。中国の軍事的脅威に対しては米国の後ろ盾が必要だし、経済的な反グローバリズムに対しては共通の経済圏をめざすべきTPPなどが必要であろう。これからは想定外なこともあると考え、危機管理をしていかないといけないだろう。平和ボケだけはしないように、杞憂であればそれはそれでいいのだ。しかし、あらゆる最悪の状況をシミュレーションして備えておく必要があるだろう。国家戦略室はとっくにそんなことはやっているだろうが。

 

 

投稿者: 湘南こころのクリニック

2018.09.26更新

患者さんと話をしていると、ハッとする瞬間がある。

今まで「眠れない、眠れない」と言って「薬を強くしてくれ」だの「薬を増やしてくれ」だの、あげくは薬を余分に飲んだりしていたような人がこんなことを急に言い出したのである。「寝る前の薬は要らない。寝たきりになる前に、楽しみたいもん。眠れなくても、仕事をしてるわけじゃないから構わない」。どうした風の吹き回しなのか?

誰かに説得されたのか、それとも誰かに脅されたのか{私でないことは確かである}あるいは薬を余分に飲みすぎて寝たきり状態になってしまい、後悔し、ハッと気が付いたのか。

ずーっとその気持ちを忘れないでもらいものであるが、えてして逆戻りする可能性もあるので早々うかうかはできないが。依存症は本人が何とかしようと思わないとなかなか脱却できない。自然の成り行きでいい方向に向かったのであろう。

私もその言葉を聞いて、開業医生活も14年が過ぎ、あっという間に年を重ねてしまったが、もう少し人生を楽しまなくちゃあなとつくづくと思ったのである。

投稿者: 湘南こころのクリニック

2018.09.14更新

診療所が公的機関への届出・広告・掲示等で何を専門としているかを表示できるものを標榜科目とよんでいる。

代表的なものは内科・外科であるが、メンタルな領域だと精神科・神経科・心療内科となる。国が定めているものなので、勝手にメンタルヘルス科などとつけることはできない。

似たような科目で神経内科があるが、そこはパーキンソン病などの神経疾患を扱っており、精神症状ではなく主に神経学的所見をみていくところである。ただし両者にまたがるような病気があるのも事実である。てんかん・認知症・精神遅滞などは大昔は精神科・神経科で扱っていたが、今は小児科・神経内科・脳外科などで扱うことが多くなっている。

それでは心療内科という科は何をみているのか?実際にはその本来の意味とはやや異なり、うつ病や不安障害などのメンタルな病気の受け皿になっているのが実情である。精神科の医者も精神科の敷居を低くするために、あえて心療内科という看板をあげているところが多い。

この間、電話の問い合わせで「精神科と心療内科とどう違うんですか」と尋ねられた。詳しい説明をしてもむずかしくなるし、実態はこうなのかと思い「一般的に精神科は統合失調症や躁うつ病のような精神病をみるところ、心療内科はうつや不安障害などの軽い精神の失調を示す人をみるところと思われていて、そう考えるとわかりやすいんじゃない」と答えたのである。専門家がこれを聞けば「全く、まちがっているなあ」と怒られてしまうであろうが。

 

投稿者: 湘南こころのクリニック

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