診療日誌

2020.06.23更新

仕事と雑用に明け暮れ、あっという間に月日が経過し「今年も半分過ぎてしまったなあ」「年をとるのはあっという間だ、いやだいやだ」などと半ばため息交じりに思うことが増えてきた。しかし生きているといいこともあるものである。

先週、横浜の高島屋にお中元の品を買いに出かけたのだが、その帰り道、新しくオープンしたJR横浜タワー内のCIAL横浜に足をのばした。地下2階におり少し歩くと「サザエ」をみつけたのだ。びっくりして、すごく嬉しかった「こんなところにサザエがある」と。サザエとは十勝のおはぎの店である。すでに7~8名の行列ができていたが最後尾に並び、数分後{十勝のおはぎ:粒あん}と{鯛焼き}を手にし、電車に向かう。

グリーン車は空いており、鯛焼きはとにかく熱いうちに食べたほうがいいと思いパクリと口にほうばった。うまい!もちもち感が半端ない。食べ終わると次は{おはぎ}だ。口に入れた。じいーんと幸せな気持ちが湧いてきた。人生最後の晩餐はサザエのおはぎと確信した。

しかしびっくりしたのは、おいしさだけではなく「こんなささいなことでも人間って幸せになれるもんだなあ」ということだった。

 

ところで鯛焼きは最近まで、麻布十番の浪速家総本店が一番と思っていたが、今回からは私の中ではサザエがその座に座ることになる。しかしだ。おはぎを食べれるなんて日本人であって良かったなあと思う。

 

 

 

投稿者: 湘南こころのクリニック

2020.06.15更新

かねてよりご連絡をしておりましたが、予定通り下記の日はお休みとさせていただきます。

 

          6月18日{木}     6月19日{金} 

 

お間違えの無いようによろしくお願い申し上げます。 

 

               湘南こころのクリニック    院長

投稿者: 湘南こころのクリニック

2020.06.11更新

新コロナウイルスの感染が広がる中、テレビで「在庫は十分にあります。買い急ぎしないでください。」と言っていたにもかかわらず、トイレットペーパーとティッシュペーパーはどこに行っても見られなくなってしまった。当院と自宅の在庫があったので何とかしのぐことができたが、マスクと手指消毒液については本当に底が尽きかけていた。しかし運よく、国際医療福祉機構というところからサージカルマスク2000枚を14万円で買うことができ、手指消毒液については楽天商店よりアルコールスプレータイプ20本とジェルタイプ10本を購入することができた。

ところで院内では3密を避けるため待合室の窓と入り口のドアを常時開放し、椅子の配置を座っている人同士が向き合わないように設置しなおした。そして来院者にはマスクをしてもらい、手指のアルコール消毒をしてもらっている。

これで一応、おちついたかなあと思っていた矢先、入手困難なものが新たに発覚した。本日プリンターのインクカートリッジを買おうと思い電気屋に行ったところ、当院で使用している機種の商品がどこにもないのである。家に帰り楽天商店で検索したところ、3ヶ月以上待たないと純正品は手に入らないことが判明した。こんなところにも新コロナウイルスの影響がまだ続いているのかとビックリさせられてしまった。在庫で何とかもちそうだが、ちょっと分からない。

投稿者: 湘南こころのクリニック

2020.05.22更新

そろそろロックダウンもうんざりした気分になってきた矢先、来週には首都圏も解除されるのではというニュースが舞い込んできた。

このままでは日本の経済は立ち直れなくなるんではないかという崖っぷちに迫っていたから、経済界にとっては喜ばしいことだろう。しかし、当時予測していたV字回復は多分難しく、世界の国々が鎖国状態になっているあるいは今のところならざるをえないので、インバウンド期待は難しく、当分の間は貿易も低調なままだろう。

安倍首相がいみじくも政策の中心に据えていた原子力立国・観光立国は完全に頓挫してしまったし、日経平均は上がったもののインフレ目標は達成できていない状態である。しかしまあまあのできであろう。新コロナウイルスパンデミックは天災であり、今のところよく持ちこたえている方である。

ちなみにロックダウンが解除されたら自分自身は何をしようかということで、ささいな楽しみを心に描いている。コンビニ・ファミレス・ファストフード・喫茶店だけではつまらなくなっているのだ。少しおいしいものでも食べたいなあということである。

楽しみを持つことは、嫌な気分を改善させてくれるのだ。

ただし、感染の可能性はこれからも当分続くので、十分注意していかないといけない。それは忘れてはいけないことである。

投稿者: 湘南こころのクリニック

2020.05.05更新

新型コロナウイルス治療薬をどのように使うのかについて、現状の医療体制下では次のようなことが有効と考えられる。

 

1   PCR陽性で自宅療養中の人について

薬物治療を望まない人はそのまま経過をみる。アビガンの投薬を希望される方は療養施設{ホテルなど}に入るか、あるいは往診をしてもらえる医療施設を紹介してもらう。

 

2   PCR陽性で療養施設{ホテルなど}に入られている人について

薬物治療を望まない人はそのまま経過をみる。アビガンの投薬を希望される方については、その施設で常勤あるいは非常勤で勤務されているDrに診てもらい薬の処方をしてもらう。特に50歳以上の方で持病をお持ちの方については投薬を勧めるようにする。

 

3   PCR陽性で中等症のため、一般病院に入院されている人について

医師の判断にて、特にリスク要因の高い人については積極的に、早めにアビガンの使用を考えていく。

 

4   PCR陽性で重症のため、ICU等に入られている人について

必要に応じて、レムデシビルの投与を考える。レムデシビルを使用しても死亡率に有意差はみられないが、回復期間が短くなったという。

 

5   その他の注意事項

A     新型コロナウイルスの治療のために一般の開業医を訪れることは控えたほうがいい。なぜなら開業医を訪れる他の患者さんへの感染が心配だからである。場合によってはそこで院内感染が起きてしまう。

B    アビガンは新型インフルエンザ流行のための特効薬として、以前より政府が備蓄していたものである。安全性については実証済みであるが、催奇形性が問題になる。50歳以上の方であれば問題はないであろう。なお新型コロナウイルスに対しては新型インフルエンザの倍量を要する。

C    アビガンが新型コロナウイルスの特効薬でなかった場合については、新型コロナウイルスとの闘いはワクチンの登場を待つしかないであろう。

 

 

投稿者: 湘南こころのクリニック

2020.04.20更新

スペインかぜは1918年に始まったパンデミックである{今でいうところのインフルエンザウイルスである}。

当時の被害の大きさは際立っており、世界的な患者数は世界人口の25ー30%と言われ、死亡者数は世界で4000-5000万と言われている。致死率は2。5%以上に上る。

感染は3月に始まり、一波は春から夏にかけて、2波は晩秋から冬にかけて、そして3波は翌年の始めから起こっている。どうして3相になったかについては残念ながら良く分かっていないらしい。当時の対策は、原因も分からず、治療法もなく、患者の隔離と接触者の行動制限と集会の禁止であった。

翻って新コロナウイルスについて考えてみる。致死率は国によって異なるが2-10%である。スペインかぜの致死率を遥かに超えている。感染者数自体ははスペインかぜほどではないが、あくまでも患者数は現時点での数である。油断すべきではない。

人と接触しないというのは昔と同じ原則である。スペインかぜの流行から約100年である。新コロナウイルスの脅威から守ってくれる新薬の登場に期待したいと思う。

投稿者: 湘南こころのクリニック

2020.03.30更新

今後、爆発的な流行を防ぐための方法はこれしかないというものを私なりに考えて、提示します。

 

1  重症でない人については医療機関以外の場所を指定して、地域ごとに検査と治療がおこなえるようにする。例えばであるが、地域にある医師会センターとかが有力である。そこに人と物を集中させる。

 

2  検査キットと治療薬が必要になるが、治療薬としてはアビガンが最も有力であり、政府から取り寄せる。政府がなるべく早くこの決断をしないと、将来大きな判断ミスになるだろう。

 

3  投与をする人としては原則、50~60歳以上とする。また医療者にも予防薬としての使用を認める。

 

4  新コロナ検査・治療センター{仮称}には無症状の人は原則、来ないようにし、軽症でその疑いのある人のみとする。費用については全額、政府負担とし、検査費用・治療費・人件費・雑費等が全て含まれる。

 

5  重症者は地域の救急医療センターに運ばれる。十分量の人工呼吸器を早急に用意する必要がある。

 

6  陽性者は2週間の自宅での外出制限を行い、症状が良くなれば改めて検査を受け、陰性になったら治癒とする。自宅に家族がいる場合は、本人が避難するのではなく、家族が避難するようにする。宿泊先は家族なら受け入れてくれるだろう。宿泊代も政府が負担するといい。

 

 

 

 

 

 

投稿者: 湘南こころのクリニック

2020.03.23更新

今や、新コロナウィルスの話題でもちきり。仕事柄、テレビのニュースには目を離さないようにしているが、数週間前のWHO高官の発言には「エ?」と思ってしまった。

1つめは、マスクをしても全く意味がないと言い切っていたことである。多分、ウィルスは通常のマスクでは通過してしまうからということであろう。しかし新コロナウィルスは飛沫感染で感染するということだから、マスクは飛沫をブロックしてくれる有意義な武器となる。100%とは言えないかもしれないが、かなりの割合をシャットアウトしてくれるのは間違いない。ただし、万全ではないから、できるだけ人には近づかないに越したことはないであろう。

もう1つ気になったのは、「テスト、テスト、テスト」と連呼し、あたかも検査が最も大事なように言っていたが「早期発見、早期治療」ができればいいのだが、治療法がない時にそれをやると「陽性者」を病院に向かわせてしまい、病院での対応がむずかしくなると、逆に院内感染を広げてしまうきっかけになってしまうことが予想されるのである。日本医師会はそれをわかっているのか「風邪の症状が出ても、自宅で待機していてください」「症状がひどくなったときは保健所に連絡してください」と通知しており、これをきっかけに重篤な感染者の追跡調査ができるようになったといえるのである。

今後、早期治療ができるようになれば、早期の検査は必ず必要になってくる。ちなみに新インフルエンザ対策の目玉として政府は200万人分の「アビガン錠」のストックをしていたというのに宝の持ち腐れになってしまった。市場に流通していないと必要なときに必要な分だけ使えない。マスクも政府が買い取ると言ったが市場には全く供給されない。1週間に1億枚生産すると胸を張っていたが、1週間に国民1人あたり1枚しか行きわたらない計算である。マスクは感染予防のために使い捨てにするのが通常ということが果たして分かっていないのではないかと勘ぐってしまった。

それにしてもマスクや体温計や手指消毒器が全く手に入らない{ストックで対応しているが}。それに加えトイレットペーパーやティッシュペーパーなどが品薄である{あちこち回ってやっと手に入れているが}。

日本経済・世界経済に暗雲が垂れ込めてきている。これでK-1はやってくれたが、近い将来、首都封鎖にならないことを祈っている。そして半年後にはV字回復を願っている。多分、画期的なお薬が出てくると信じたい。

投稿者: 湘南こころのクリニック

2020.03.09更新

1  受付での対応

  A 受診者については受付時、全ての人に「発熱と咳の有無」について「有りますか?」という形でお聞きします。

  B 「発熱と咳」がない人については、通常の受付を行います。

  C  Aの質問に対して「有る」「分からない」「何も答えない」人については「玄関ドアの外で待つ」ように指示します。また上記に該当する人については早めに医師まで伝えます。

 

2  職員の出勤等

  A  職員が「37。5度以上の発熱」と「咳」がみられたら、出勤を見合わせ他の人にすぐに連絡し、出勤を代わってもらいます。

  B  状況によっては1人での受付になる場合があります。水曜・木曜・金曜についてはナースが電話対応などの応援をします。

 

3  院内従事者における 毎日の感染予防

  A  出勤時および帰宅時には必ず手洗いを行います。

  B  出勤時には必ず検温をを行い、発熱のないことを確かめます。

 

4  医師について

  37。5度以上の発熱と咳がみられ、問題があるといえる場合は、次の判断を行います。

     ア    診察をせず、処方箋のみとする

     イ   休診とする

 

投稿者: 湘南こころのクリニック

2020.02.27更新

朝日新聞エデュアに載っていた、ある中学生の作文に共感しました。それは精神科医の岩波先生の「発達障害 個性を生かす道」を見て書かれたもので、ここに紹介したいと思います。

 

「私は発達障害は障害ではなくむしろ個性だと思う。なぜなら発達障害と言われる人たちはたまたま社会で必要とされることが苦手なだけだからだ。私はコツコツ努力することが得意で人に合わせることが苦手だ。これは個性だとみんなに言われる。だが人に合わせることが必要な社会ならこの個性は障害とされたかもしれない。障害の定義は社会、文化によって変わると思う。だから障害という言葉はあまり使わないべきだ。」

 

私も同感である。今まで精神科の病気はほとんどが末尾に障害と付けられていた。「障害」というと「障害者」を連想させる。しかし「障害者」でない「こころの病いの人」は非常にたくさんいる。ここで「障害者」といっているのは一般に使う{人に頼らなければ日常生活を送れない人}という意味である。

だからややこしいので、精神疾患の病名には「障害」を付けないほうがいいと思う。

精神科の病いであったとしても{病気の種類によるが}、様子を見るとか自分の力で乗り越えていくということも{軽い場合にはありかな}{それでもいいよ}と思っている。

 

投稿者: 湘南こころのクリニック

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