診療日誌

2020.04.20更新

スペインかぜは1918年に始まったパンデミックである{今でいうところのインフルエンザウイルスである}。

当時の被害の大きさは際立っており、世界的な患者数は世界人口の25ー30%と言われ、死亡者数は世界で4000-5000万と言われている。致死率は2。5%以上に上る。

感染は3月に始まり、一波は春から夏にかけて、2波は晩秋から冬にかけて、そして3波は翌年の始めから起こっている。どうして3相になったかについては残念ながら良く分かっていないらしい。当時の対策は、原因も分からず、治療法もなく、患者の隔離と接触者の行動制限と集会の禁止であった。

翻って新コロナウイルスについて考えてみる。致死率は国によって異なるが2-10%である。スペインかぜの致死率を遥かに超えている。感染者数自体ははスペインかぜほどではないが、あくまでも患者数は現時点での数である。油断すべきではない。

人と接触しないというのは昔と同じ原則である。スペインかぜの流行から約100年である。新コロナウイルスの脅威から守ってくれる新薬の登場に期待したいと思う。

投稿者: 湘南こころのクリニック

SEARCH

CATEGORY

診療日誌