診療日誌

2017.11.20更新

そう言えば、昔、松田聖子さんが新しい恋人ができたとき{ビビビって感じた}と言っていた。実際そういうふうに感じることは滅多にないことだと思うが、つい最近、三省堂書店で安那{あんな}さんという方の作品を見て{ビビビ}ときた。その日はある作家さんの本を探すべく、エスカレーターで上の階にのぼっている最中だった。その時、目にしたのが彼女のイラスト絵だった。思わずそのフロアーに立ち寄り、期間限定コラボカフェとかいう所に並んでいた作品をじっくり眺め、絶対に家に持ち帰ろうとポストカードを何点か買い求めた。

もしかすると永遠の美というのは空想の産物ではないだろうか感じるほど、現実の世界では珍しいものである。従って人は非現実の世界にえてして惹かれていくものではないだろうか。その行き着く先の1つとして絵や芸術というものがあるのだろう。

ところで{何のために生きているのかわからない}と言うことをたまに耳にする。患者さんから聞かされることもある。しかし、愛するものや惹かれてやまないようなものがあれば、きっとその類いの疑問は雲散霧消するに違いない。ただし現実の世界で裏切られる人は多く、さらにその思いを強くしてしまうこともきっと多いと思われる。だから裏切られたくないということであれば非現実の世界のなかに安住した方がむしろ安心といえる。ただしそれは趣味の、プライベートな世界にだけしておき、普段は現実の世界に生きていくことを忘れてはならないだろう。趣味の、プライベートな世界はあなたを支えてくれるはずである。

 

投稿者: 湘南こころのクリニック

2017.11.08更新

外来患者さんについては診療時間が限られており、そのため短時間で要領よく説明し、理解してもらい、治療に役立てていくことが必要になる。そのためこの強化療法は1つの武器になる。原則は簡単である。要点は治療にプラスに働く要因を同定し、それを強化していくのである。また治療にマイナスとみなされるものは中止あるいは減らしていくように努めてもらう。

治療にプラスに働く要因としては薬を適切に用いること、ゆっくり休養をとること、気分転換をすること、問題をうまく解決する方法を見つけること、必要があれば環境を変えてみること、笑ってみること、自分のペースでやることなどである。

また治療にマイナスになる要因としてはくよくよすること、必要以上に無理をすること、悲観的になりすぎることなどである。

うまくいかない場合はプラスに働く要因を見つけ実行してもらう、あるいはマイナスに働いている要因を取り除くようにしてもらうことである。

それができない場合はどうすればできるのかを医師が提案するか、患者さんに考えてもらう。

強化療法は薬物療法・支持的療法・サイコエデュケイション・環境調整などと組み合わせて用いられる。

投稿者: 湘南こころのクリニック

診療日誌