診療日誌

2017.04.25更新

生きるとは決断の連続である。右に行くか左に行くか、とどまるか進むか、毎日は常に決断に迫られている。この決断を実行しているのが{私}あるいは{自我}である。

{私}はいろいろな情報すなわち記憶・経験・感情あるいは他者からの指示に基づいてこの決断をおこなっている。{こころ}とはこの{私}に付随しているものすべての複合物を指している。その本態は神経細胞の活動のネットワークであり、その中枢である。このネットワークを支えているものが脳を中心とする体である。あるいは脳が進化した結果生み出されたものが{こころ}であり、その中心が{自我}であるとも解釈される。

感覚器官は周囲の情報を集めるために必要だし、運動器官は周囲の危機を回避するために必要である。体が動くためには外部からエネルギーの取り込みが必要で、そのために消化器官や呼吸器官がいる。また消化器から取り込んだエネルギーを体の隅々まで運ぶために循環器官ができている。

なんでこんな複雑で巧妙な構造物が作られたのかは全くもって奇跡に近い。神の存在を考えてしまうのもあながち不思議ではない。

しかも子孫を残す仕組み{生殖器官}さえ組み込まれ、体が劣化し死を余儀なくされても、後々まで種が絶えないように作られている。まさに驚きとも言える。

投稿者: 湘南こころのクリニック

2017.04.13更新

先日、モデルの佐々木希さんと芸人アンジャッシュの渡部さんが結婚されました。

偶然「行列のできる法律相談」を見ていたら「緊急発表」として事の成り行きを知るに至りました。

佐々木さんは私の中で「お気に入り芸能人」ベストワンだっただけに悔しい反面、仲むつまじい二人の電話でのやりとりを聞いて、よかったねと応援する気持ちになりました。私は彼女が20歳の時からのファンで、彼女は当時PINKYの専属モデルでした。書店で置かれていたその雑誌の表紙を飾っていた彼女の姿にドキッとしてそれからファンになってしまったのです。毎月、その雑誌が出るのを楽しみにして今でも家にずっととってあります。年甲斐もなく、銀座で開かれた握手会にものこのこ出かけたことがあります。

最近はユニクロのブラのCMを見て、はたまたドキッとさせられてしまいました。

それにしても、おめでとうございます。私の分まで幸せになってください。

 

投稿者: 湘南こころのクリニック

2017.04.02更新

精神疾患の場合一旦病名が確定されるとその病名が延々と続く場合が多い。例えば統合失調症、躁うつ病、精神遅滞、認知症などでは病状が落ち着いても病名はほぼ一生ついてまわる。なぜなら例え良くなったとしてもそれは治癒ではなく、必ず再発・再燃を引き起こすとされているからである。

ところでうつ病の場合はどうであろうか?これについては多少意見が分かれている。今回DSM5ではうつ病エピソードが2年以上経つと持続性抑うつ障害あるいはその時点で示されている病状に応じた病名に変更されることになった。慢性のうつ病というカテゴリーではなく、うつ病とは別のカテゴリーに括られることになった。

なお2年経った時点においてもなおうつ病の診断基準にあてはまっている場合においても、それはうつ病としてではなく持続性抑うつ障害となる。その場合特定用語として{持続性抑うつエピソードを伴う}とすることになった。

それにしても診療報酬上に必要な病名の中には{抑うつ障害}という病名自体が存在していないのであるが。

今後ICDがどう変わってくるかどうかが我々臨床家には影響が大きいと思われる。

投稿者: 湘南こころのクリニック

診療日誌