診療日誌

2017.01.22更新

スペクトラムという言葉が使われるようになってから、何か違和感を感じざるをえない気持ちが続いていた。そして色々考えているうちに、私なりには次のような結論に達した。すなわち、スペクトラムとは病状についてはあてはまるかもしれないが、病因としてはシンドロームということをやはり思いなおす必要があるということであった。統合失調症や躁うつ病については従来より、いろいろな病態が含まれる可能性が高いと言われてきた。多分自閉症についても同じであろう。スペクトラムというとただ1つというイメージを伴うが、多分病因的には1つではないであろう。もう1つ気になるのは、正常と病気の境がスペクトラムという言葉であいまいになってしまうのではないかということであった。病状的には連続性であったとしても、質的には非連続性を伴うはずである。でなければ、正常と病気の区別がつかないことになってしまう。DSMでは操作的診断基準なので例えば9つのうち5つ以上が認められればば診断するというふうになっている。ちなみにこの診断方法は決して連続的ではないのであるが。

投稿者: 湘南こころのクリニック

2017.01.12更新

睡眠剤や安定剤は依存性が指摘されている。強い薬ほど、量が増えれば増えるほど、種類が多くなればなるほど依存度は高くなる。従って必要最小限度にとどめるべきである。このような依存性のあるお薬を減らしていくあるいはやめていくためには状態が安定していること・本人の意思が強いことなどが必要である。

お薬の減らし方としては漸減法が一般的である。漸減法とは薬を時間をかけて少しずつ減らしていく方法である。成書などのよれば二分の一ずつ、あるいは四分の一ずつ減らしていくとある。しかし日常臨床で四分の一ずつ減らしていくのはなかなかむずかしい。なぜなら薬のほとんどが ー の割線はあるが、+ の割線はないからである。

当院では二分の一ずつ減らしていくように指導し、二分の一でうまくいかないときは、四分の一ずつ減らしていく方法もあることを説明し、ピルカッターを薬局で買ってもらうなどをお話ししているが、自分でハサミで器用に切ったりする方もおられる。しかしハサミや包丁ではけがをすることも予想され、錠剤に + の割線があるといいのだがと感じている。

トランプ流でいくと、+ の割線をつけなければ薬価を35%減らすぞということになりそうだが、もっといいやりかたは + の割線をつけた薬には薬価を減らしませんよということだろう。

投稿者: 湘南こころのクリニック

2017.01.01更新

あけましておめでとうございます。

診療は1月4日{水}からとなりますので、お間違えの無いように。

本年も宜しくお願い申し上げます。

 

湘南こころのクリニック   鈴木

 

 

投稿者: 湘南こころのクリニック

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