診療日誌

2016.07.24更新

生活習慣病とは高血圧症、糖尿病、高脂血症などを指しているが、その発症要因として遺伝・家系・生活習慣{食事など}があげられる。心の病いも同じように遺伝・家系・環境要因{ストレスなど}が関与しており、発症要因としては類似している。
例えば心の病いの代表格としては統合失調症がある。その発症率は0.8%である。片親が統合失調症であると、子供が同じ病気になる率は約8%になる{約10倍増える}。家族発症例は数の上からは少ないが、遺伝による関与はかなり高いのである。
なお生活習慣病の生活習慣にあたるものは、心の病いでは環境要因ということになる。一般的には内的あるいは外的なストレスが大きな意味を持っていると考えられる。従って心の病いの場合、ストレスの解消のための環境調整や疲労回復術やストレス対処法などが大切である。この中には睡眠を十分とることや気分転換をうまくおこなっていくことも含まれる。薬だけでなく生活指導ということも大切なことといえる。


投稿者: 湘南こころのクリニック

2016.07.12更新

数年前に雑誌等でよく取り上げられていた言葉に{ブラック企業}がある。企業に務めていた社員がいじめを受けたり、正当な報酬が受け取れなかったり、さらには健康被害を引き起こしうつ病になったりすることが話題になった。
当院に通われている患者さんからも{まさにブラック企業ではないか}と思われるような話しをよく耳にしてびっくりすることがたびたびあった。例えば1か月以上全く休みがなく働きづめであるとか、家に帰るのは夜中の12時過ぎで朝も5時には起きて出かけないといけない日が毎日続いているとか、人格を否定されるような暴言を始終受けているとか、その数はかなりの数にのぼると推測された。
労働者の健康を守る法律はあっても守られていないという現実がまさにつきつけられている思いであった。
適応障害やうつ病になって会社にいけなくなると休職を余儀なくされる。その後良くなって復帰するようになるが、昔とちがって今では大抵の会社で就労上の配慮をしてくれるようになっているのでスムースに復帰できる場合が多くなっている。しかし中小企業と比べて公務員や景気のいい大企業は恵まれていると実感させられることも多い。
日本人は働きすぎである。24時間働けますかというCMはかなりの昔であるが、健康被害には気を付け、充実した毎日を1億すべての人が送れることを願っています。

投稿者: 湘南こころのクリニック

2016.07.04更新

人生は平坦とはいえない。いろいろな問題に遭遇するのが普通だ。要はそのときにどのように考え、行動し、解決していくかが問われる。
問題から目をそむけ、回避してしまうという方法もある。
しかし、できれば問題を解決する方法をみつけ、それを乗り越えていったほうがいい。自分で解決が可能であれば自分が考えた解決方法に従って問題をなくしていく努力をしていこう。1人でできなければ、助けてくれる人を探すことも大切である。万が一断られてもがっかりしないことである。つねにプラス思考でいこう。ネガテイブになったら解決は困難になる。どうしても解決がむずかしいようであれば、少し息抜きをしてもいい。しばらくすればいい解決法が見つかるかもしれない。
もしもそれでもどうしてもだめなら、別の道を進むという方法もある。えてして、ちがう道にいけば問題がなくなってしまうということがあるからである。しかし道をかえる場合は自分の信念にしたがっておこなうことである。なぜならあとで後悔することもあるからである。
問題はいくつかに分解して、その各々の問題に1つ1つどのように取り組んでいくかを考えると楽である。人にまかせるところはまかせる、自分がやらないといけないところはやっていくとか手順をふんでいくといい。できそうだと思えたら半ば大丈夫である。

投稿者: 湘南こころのクリニック

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