診療日誌

2015.07.23更新

誰でもそうだが、毎日いろんなことを無意識に思い、そして考えている。このような思考活動は自分にさまざまな影響をあたえてくれる。気分にも作用するし、自分の行動にも目に見えない形で影響する。従って何を考えるかで、大げさに言うと自分の将来が決まってくる。サッカー選手になろうと思わなければJリーガーにはなれないだろうし、医者になろうと思わなければ医者にはなれない。しかし思うだけではそのようにはなれない。能力も必要だが、そこまでの道筋を歩んでいかないといけない。一挙に山の上までは登れない。しかしなりたいと思えば自然とそのための努力をするようになるだろうし、好きなら自然とやるようになるだろう。何事も怠けていたら何もえられない。それでいいという人はそのように何もえられない人になっていくというわけである。
よく悲しいから泣くのか、泣くから悲しいのかというが、どちらも正しいと思う。別の観点からみると楽しいから{幸せだから}笑うのか、笑うから楽しいのかという風にもとらえることができる。幸せになるには笑った方がいいということに気づかされるだろう。つらいときほど意識してSMILEである。
駄目だと思うと本当に駄目になってしまう。何とかなると思えば、自然と何とかなっていくものだ。人知を超えるような、どうしようもないことはあるがままに受け入れるしかないが、冷静でいられればそこから一歩ずつ進んでいくことができるだろう。

投稿者: 湘南こころのクリニック

2015.07.13更新

講演会にはたまに出かけるが、以前からパンフレットの中に{松本ハウス}という名前を何度か目にしていた。最初は{特別なことでもしている作業所のことかな?}と思っていたが、実はまったくの思い違いであることがずいぶんたってからわかった。そして今回講演会に出かけて{アーッ}と感心した。実は{松本ハウス}とはお笑い芸人のコンビ名なのである。全くの無名という訳でもなく、一時は{進め、電波少年}にもレギュラー出演していたというから、私が知らないだけで人気者だったらしい。相方のひとりが精神疾患で入院し、その後のリハビリが順調に進み、晴れて再活動しているという。精神障害の啓蒙活動にも積極的で、精神科の講演会にもよく出ていたという。また現在NHK-Eテレ{バリバラ}にも出演している。20分のお笑い芸だったが、よかった。面白いし、迫力が伝わってくるし、病気と戦っている姿に{やるね}と思わず応援したくなった。裏話としては、入院していた時の担当医のことや相方が10年間ずっと支えて待ち続けてくれたこと、ネタをまったく覚えられなくなってしまったことなど苦労が多かったこともわかった。病気で自信を失う人も多いが、こうやって復活してがんばっている人をみるのは本当にうれしい。

投稿者: 湘南こころのクリニック

2015.07.03更新

労働安全衛生法の改正に伴い、今年の12月から従業員50人以上の事業所に対してストレスチェックの実施が義務化されるようになりました。
労働者のストレス状況を把握し、職場環境の改善につなげることが目的のようです。ストレスチェックの結果、高ストレスと判定された従業員は事業所に対して産業医の面接指導を希望することができるようになります。なおストレスチェックの結果については本人の同意がなければ事業所には知らせない仕組みとなっています。
ストレスチェックは年に1回実施され、一般検診と同時におこなうことも可能です。ストレスチェックの調査票には仕事のストレス要因、心身のストレス反応、周囲のサポートの3項目が含まれます。厚生省の指針では57項目の職業性ストレス簡易調査票を使うことが望ましいとされていますが、23項目の簡易版も可ということです。
産業医は面接の結果、必要があれば事業者に対して時間外労働の制限や作業転換などの意見を具申するとなっており、事業者は必要があるとみとめた場合には就業上の措置を講ずることが求められています。

投稿者: 湘南こころのクリニック

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