診療日誌

2015.03.31更新

{国の借金が1000兆円をこえて大変だ}{そんなお金を返せるはずないよ}{いっそインフレに頼るしかないか}などという話しをよく聞く。しかしアベノミックスで株価は2倍にあがった。もともと株価をあげることが目的のような官制相場だから、その政策に便乗し、政府自身が株式の運用をしていれば900兆円はすべて完済できたはずである。まず政府が日銀から300兆円を無担保・政府保証で借りる。そのお金を2倍のレバレッジで運用する。株が2倍になれば300兆円が1200兆円になる。これをうまく売り払えれば、300兆円を日銀に全額返済しても900兆円が残り、政府債務はゼロになる。アベノミックスをどういうつもりでおこなったのか、その裏はあるのだろうが、それぐらいの奇策がなければむしろ庶民は税金があがったり、インフレで物の値段が上がったりで、ますます苦しくなるだけだ。
なお2016年はアメリカの大統領選がある。その前後1~2年はアメリカ株はいつも大きく値を下げており、その影響は日本株にも及ぶと言われている。これから1年半は要注意である。下がったところをうまく買えるか、長期的には日本という国がさらに持続成長を続けていけるかどうかが問われそうである。そうでなければ株価をいくら買い支えても原資がつきればそれまでである。もちろん運用に失敗したとなれば、国民に大きな負担を強いることになる。
アベノミックスが成功し、大きな谷はあってもさらに大きな山を築いていけるよう期待したい。

投稿者: 湘南こころのクリニック

2015.03.20更新

{うつ状態}とは一般的には抑うつ気分を中心として不眠・食欲低下・意欲減退などを示す精神医学的所見の1つである。この{うつ状態}は多くの病気で顔をのぞかせる非特異的な存在である。{うつ状態}が重篤となり、単独であらわれる{他の病気の関与がない}ものを一般にうつ病と称する。ただし、アメリカのDSM5では{うつ状態}をしめす病気を総称してDepressive Disorders{直訳するとうつ病、日本語訳では抑うつ障害群}とし、我が国でいうところのうつ病はMajor Depressive Disorder{直訳すると大うつ病、日本語訳では大うつ病性障害。どうも我が国では障害とつけるのが好きである}となる。
{うつ状態}があらわれる他の病気とは身体疾患では甲状腺機能低下症やクッシング症候群など、薬物による影響ではコカインなど、精神疾患だと認知症や統合失調症や適応障害などである。昔から他の病気であらわれる{うつ状態}に関してはいろいろな考え方がされてきた。1つめは{うつ状態}はあくまでも他の病気の1症状と考える立場である。2つめは{うつ状態}は他の病気とは別個で、あくまでも他の病気の影響でうつ状態ないしはうつ病が引き起こされたと考える立場である。3つめは他の病気にはそもそも2種類のタイプがあり、うつ病を伴うものと伴わないものが存在するとする立場である。素人目にはどうでもいいようなことであるが、意外と疾病学の根幹にかかわることなので専門家には重要なようである。DSMでもこの考え方の違いによりその構成が変わってくるのである。

投稿者: 湘南こころのクリニック

2015.03.10更新

ふだん考えていることや本・ラジオなどで見聞きした事柄について、これはと思ってしるした言葉をとりあげてみました。
* みんなに支えられて、自分がある
* 天の時、地の利、人の和
* 時間をどう使うかで人生の豊かさがきまってくる
* 自信をもって一生懸命にやれば、結果はあとからついてくる
* 過去と他人は変えられないが、自分と未来は変えられる
* 考えていることは自己暗示となってはねかえってくる
* 練習はうそをつかない
* 健康に勝る宝はない
* 足るを知る
* 人生は楽しくなくっちゃあ、楽しいだけでなく意味がなくっちゃあ
                                               {つづく}

投稿者: 湘南こころのクリニック

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