診療日誌

2014.11.28更新

当院にはきまって何冊か届けられる雑誌がある。そのほとんどはペラペラめくったあとそのままゴミの収集日を待つ運命となる。しかし今回私の目にとまった1つの雑誌があった。「precio」という雑誌だが、Doctors White Paperという記事の中で{福島孝徳}という脳外科医がとりあげられていた。言わずと知れた日本のGod Handの1人だ。いわばその医師の取材記録だが、彼は71歳という年齢にもかかわらず{助からないと宣告されても私なら救える患者さんがいる。あと10年やれますからその間は精一杯助けたい。}と語る。楽をすれば楽をすることができるのに、{生涯現役で目の前の患者さんを助けたい}という。この日本が誇ってもよい医師の姿に心から感服し、滅多にはないことだが、この雑誌を保存しておこうと思った次第である。
またこの雑誌には{建築界のノーベル賞}という別のコラムで2013年伊東豊雄さん、2014年坂茂さんが選ばれたことが掲載されていた。やはり日本人はすごいなあという思いで嬉しくもなった。

投稿者: 湘南こころのクリニック

2014.11.24更新

幸せっていうのは多分ごくふつうのことなんだと思う。
ひょっとして楽しいとか悲しいとかそういうのと同じ気持ちなんじゃあないかなあ。
だから幸せってどこにでもころがっているんだと思う。
多分それに気づくか気づかないかの問題なんじゃあないかな。
いいことがあれば幸せ、悪いことがあれば不幸せってつい思いがちだけど、多分それだけではないような気がする。
家でのんびりくつろげるのは幸せだし、みんなで楽しくすごせるのも幸せ。元気でいられるのも幸せだし、生きているのも考えてみれば幸せ。多分じぶんがそういうふうに思えるかどうかということだ。
だから誰でも感じようと思えば感じられる気分なんだよ。
特別に物質的に恵まれているとか、成功しているとかとは関係なく、純粋に精神的なものなんだと思う。どんな境遇でも気持ちの持ち方ひとつでふっと幸せを感ずることはきっとできるであろう。
ふだん何気なく過ごしている時間も{幸せだなあ}って思いながら過ごせたらそんなにいいことはないだろう。
でも人間、つい悪いほうに考えてしまいがちで、そうしたらせっかくの幸せな気分もその途端にどっかに吹っ飛んじゃうけどねえ。

投稿者: 湘南こころのクリニック

2014.11.17更新

過換気{過呼吸}はストレスで出現することが多い。過呼吸が起きた場合、通常は紙袋を口にあて呼吸をするようにする。これは過換気がつづくと血液中のバランスがくずれ、意識を失ってしまうことがあるからだ。しかし、紙袋をいつも持ち合わせているわけではなく、最近は深呼吸をすることがファーストチョイスと言われている。この場合必ず口を閉じて鼻で思いっきり空気を吸うようにする。過呼吸は口呼吸を過度にくりかえすことで起こるものなので、鼻で呼吸することがその連鎖を止めることになり、深呼吸もしやすくなる。ただし息を吐くときは口で吐く方が楽である。口を閉じて鼻で吸い、口から息を吐くようにするのである。そして徐々にゆっくりと時間をかけて呼吸をしていくようにしていく。

投稿者: 湘南こころのクリニック

2014.11.06更新

睡眠薬というと習慣性があってちょっと心配という方が多いだろう。そんな方には朗報と言える薬がいよいよ登場する。スボレキサント{商品名 ベルソムラ}という薬だ。ベルソムラとは美しい睡眠という意味だそうだ。睡眠・覚醒は脳の視床下部で調節されているが、覚醒をつかさどっている神経物質オレキシンの働きをブロックすることにより眠りを誘ってくれるという。オレキシンは日本人が発見した神経ペプチドである。大きな副作用はないそうだが、眠気が翌朝まで残ることがあり、車の運転は原則しないようにとなっている。メリットは依存性だけでない。筋弛緩作用も非常に弱く、高齢者のふらつき・転倒を少なくしてくれそうだ。
実際には使ってみないと、どの程度の効果があるかは現時点ではよくわからない。期待は大きいが今までの睡眠薬にとって代わるだけのものになれるかどうかの判断はこれからといえる。

投稿者: 湘南こころのクリニック

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