診療日誌

2020.02.27更新

朝日新聞エデュアに載っていた、ある中学生の作文に共感しました。それは精神科医の岩波先生の「発達障害 個性を生かす道」を見て書かれたもので、ここに紹介したいと思います。

 

「私は発達障害は障害ではなくむしろ個性だと思う。なぜなら発達障害と言われる人たちはたまたま社会で必要とされることが苦手なだけだからだ。私はコツコツ努力することが得意で人に合わせることが苦手だ。これは個性だとみんなに言われる。だが人に合わせることが必要な社会ならこの個性は障害とされたかもしれない。障害の定義は社会、文化によって変わると思う。だから障害という言葉はあまり使わないべきだ。」

 

私も同感である。今まで精神科の病気はほとんどが末尾に障害と付けられていた。「障害」というと「障害者」を連想させる。しかし「障害者」でない「こころの病いの人」は非常にたくさんいる。ここで「障害者」といっているのは一般に使う{人に頼らなければ日常生活を送れない人}という意味である。

だからややこしいので、精神疾患の病名には「障害」を付けないほうがいいと思う。

精神科の病いであったとしても{病気の種類によるが}、様子を見るとか自分の力で乗り越えていくということも{軽い場合にはありかな}{それでもいいよ}と思っている。

 

投稿者: 湘南こころのクリニック

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